TAMASAのゲスト学習者(がくしゅうしゃ)には、N3やN2を、いやN1合格(ごうかく)をめざします。という方(かた)も多(おおく)くおられます。
他方(たほう)、サポートメンバーで、日本語(にほんご)教育(きょういく)能力(のうりょく)検定試験(けんていしけん)合格をめざしています。という方もおられます。
両者(りょうしゃ)の思(おもい)いを満(み)たすため、文法(ぶんぽう)の基礎的(きそてき)な学習(がくしゅう)もしたりします。
例(たと)えば、次(つぎ)の問題(もんだい)のこたえを一緒(いっしょ)に考(かんが)えたりします。
・みどりさんは、「元気(げんき)」です。
・あかねさんは、「病気(びょうき)」です。
この「元気」と「病気」それぞれの品詞(ひんし)は?
その見(み)分(わ)け方(かた)は?
・ともに名詞?
①それだけで意味(いみ)がわかることばである
②助詞(じょし)の「が」「は」をつけて主語(しゅご)になれる
ので「名詞(めいし)」だといえます。
・形容詞(けいようし)かも?
次(つぎ)に、見分けたい言葉(ことば)のうしろに、名詞(ここでは「人(ひと)」)をもってくると、ナ形容詞の場合(ばあい)は、「〇〇ナ~」(形容詞の連体形(れんたいけい))となります。
そこで、その形(かたち)にしてみると
「元気」⇒元気ナ人←〇、となってナ形容詞だとわかります。
「病気」⇒病気ナ人←✕、とはならないので、ナ形容詞ではないことがわかります。
「病気」⇒病気ノ((名詞(病気)+助詞(ノ))人となります。
次に、述語(じゅつご)文(ぶん)の述語となる4つの品詞について考えました。
①動詞(どうし)⇒書(か)く、読(よ)む、開(ひら)く、開(あ)ける、いる、ある
②イ形容詞(けいようし)⇒高(たか)い、うれしい、寂(さみ)しい
③ナ形容詞⇒静(しずか)かだ、元気(げんき)だ、愉快(ゆかい)だ
④名詞(めいし)+助動詞(じょどうし)⇒医者(いしゃ)だ、病気(びょうき)だ、犬(いぬ)だ
そして、動詞の区分(くぶん)について考えました。
①自動詞(じどうし)⇒開(あ)く、起(おき)きる、まがる、落(お)ちる
②他動詞(たどうし)⇒開(あ)ける、起(お)こす、まげる、落(お)とす
混同(こんどう)しがちですが、大切(たいせつ)な区分(くぶん)です。
①自動詞は、主体(しゅたい)の動(うご)きや状態(じょうたい)を表(あらわし)し、②他動詞は、目的物(もくたきぶつ)に働(はたら)きかける主体の動きを表します。
なので、
①ドアが開く、こどもが起きる
②(〇〇が)ドアを開ける、(〇〇が)子どもを起こす
のように、
①自動詞の場合(ばあい)は、主体=動作(どうさ)・状況(じょうきょう)となり
②他動詞の場合は、主体が別(べつ)にあって、その目的物を「~を・・・する」のように使(つか)います(移動動詞(いどうどうし)、意志動詞(いしどうし)も「~を・・・する」と使いますが自動詞(*_*;・・詳しくは、また改めて)。
次に、名詞の区分について考えました。
①有情名詞 意志があって、動くもの
人、ねこ、犬、サル、蝶々など、
②無情名詞 意志がなくて、動けないもの
机、椅子、テレビ
この違いによって、主体となった場合、
①教室に先生がいる(いらっしゃる)
②教室に机がある
というように使い分けることが必要となります。
グランドに校長先生がある(≧◇≦)は、失礼な間違い。
そんなこんなで、ゲスト学習者、サポートメンバー共(とも)にまだまだ募集中です。
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